販売記

お子さんの、初めてのメガネで。その2

眼科処方箋持参で、小学1年生のお子さんとそのご家族が来店されました。
処方箋は、
S-0.75 C-0.50 Ax180°
S-1.25 C-0.50 Ax180°  矯正視力は記載なし。
備考欄に、疾病名・外斜視、近視性乱視 と記載されています。
治療目的とするメガネの作成で、両眼視機能保持、斜視憎悪防止と
付け加えられていました。
処方箋ではプリズムによる補正はなく、あくまでも近視、及び乱視の補正です。

初めてのメガネを小学1年生で掛けなくてはならない事に、ご両親は
心配されていました。当然の事だと思います。
また、実際に眼位異常は見られないものの、眼科で斜視とお聞きになり、
心配が増した様子です。
斜視についていくつかのご質問を受けました。
「治癒の可能性」、「訓練の成果」、「斜視の手術」などです。
斜視の手術という所まで来ると眼科の先生にご相談頂く内容ですが、そこまでの
様子ではない為、今は先生の指示に従って、メガネを常用する事の重要性を
説明させて頂きました。

斜視といえば私自身19歳の時に手術を受けています。
その前後の斜視の状態や手術体験は、お話しできる範囲でご紹介させて頂いています。
小学生から初めてメガネを掛ける事で、心配されるご両親に対して、少しでも参考に
なればと、これからもお応えしたいと思います。


お子さんの、初めてのメガネで。

小学校二年生で、初めてメガネを掛ける事になったご家族が来店されました。
眼科処方箋で
R)1.0×S-1.25
L)1.0×S-1.25

 ご両親もメガネを使用されているものの、特にお父様が「自分も学生時代にメガネを作ったが、
自分の娘が小学二年生でメガネを作る事になるとは」と、少しショックの様子でした。
コラムにも書きましたが、最近“初めてのメガネ”が低年齢化してきています。とは言え、
我が子が早くからメガネを掛ける事にショックを受けるのには共感できます。
視力回復センターなる所に通う事も考えたそうですが、それより眼科の先生に相談される事を選択され、
当店でメガネを作って頂く事になりました。

 ご両親へは、このメガネの意味、使用いただく状況と近視の進行について説明させて頂き、
メガネの掛け具合の重要性などもお話しさせて頂きました。
今回、お作り頂きましたメガネは、薄いピンクのマットカラーで、とてもよくお似合いでした。


メガネの掛け具合調整には根気良くお付き合いします。

理想のフレーム選び、快適なレンズ度数、完璧なメガネ作り(加工)と順調に進んだとしましても、
お渡しの際のかけ具合(以下・フィッティング)が悪くては不快な思いになり、
お気に入りのメガネとなるはずが、ストレスの対象となってしまう事があります。

 先日ご来店頂いたお客様にも同様の出来事がありました。フレーム選びに時間をかけ、
お気に入りとなるはずのメガネが、お渡しの際のフィッティングが満足行くものではなく、
微調整に何度か足を運んで頂く事になってしまいました。このお客様の訴えは、
メガネを掛ける事でメガネの重みを感じ、その違和感から首痛と肩こりが起こると言うものです。私も神経質で、
自分自身のフィッティングに1ヶ月を要するくらいですので、神経質なお客様の気持ちはよくわかります。

 フィッティングは、これが正解というものはなく、光学的な面を重視することは当然ですが、
むしろそれ以上に、掛け心地が良く、掛けている事を忘れてしまうというものが理想です。
但し、この“掛け心地”というものはお客様自身にしか分からない事で、我々には、
微妙なニュアンスまでは感じ取れないため、結果的に何度もご足労をお掛けする結果になってしまいます。

 今回の場合も、プロの眼から見たフィッティング状態と、お客様からの要望で調整を繰り返してきました。
これからもお客様のフィッティングについては根気良くお応えして参ります。

TOP

MENU