★遠近両用コンタクトレンズっていいの??
コンタクトレンズの世代の幅が広がってきました。
店頭での会話でよく耳にする言葉は・・・
「最近手元が見難くなってきました」って言葉です。
コンタクトレンズにも遠近両用があり多くのお客様にご愛用頂いております。
その反面、合わないお客様も多いようです。
まずはコンタクトレンズとメガネの遠近両用レンズのメカニズムから見てみましょう。
◎メガネの遠近両用レンズ
メガネで遠近両用レンズを作る際の目安はメガネレンズの天地幅は3cmぐらいが推奨です。
上左記はイメージ図ですが通常メガネを掛けると目の位置は遠のとこに来るように作ります。手元を見たいときは視線がゆっくり下がって近の度数の部分で見るために見易いのです。勿論視線の移動する中間部は中間距離が見易いようになっています。
◎ソフトコンタクトレンズの遠近両用
ソフトコンタクトレンズの直径は14.5mm前後です。
上右記の図はある一部のデザインです。各メーカーによりデザインは様々です。
しかしサイズ的に類似しています。ソフトコンタクトレンズは角膜をちょうどすっぽり覆うサイズになっています。遠くを見ている際の瞳孔(瞳の中の中心部)はレンズの中心部に位置し、手元を見る際に中心部よりずれる事に度数が弱まる仕組みです。
ソフトはレンズの動き幅が少ないのが欠点です。
◎ハードレンズの遠近両用
ソフトレンズと同様ですが直径は9.6mm前後と小さいです。
しかしハードレンズの方が動き幅がしっかりある為、ソフトレンズより見え方には定評です。
結論からお話しすると遠近両用においては【メガネ>>>ハード>ソフト】の序列に評価が高いです。
コンタクトレンズは相性の兼ね合いがありますので是非、お試しでスタートしてください。
ここが1番の悩み何処です。
1番簡単な対応方法は100円ショップへ行き、老眼鏡を購入するんです。
しかし100円レベルの商品であると言うことと、若干の違和感を感じるわけです。
コンタクトレンズの利用者の多くは近視です。近視の度数の表現は【-】マイナスです。
マイナスとはメガネで言えば中心が薄く周りに厚みがあるレンズです。
老眼鏡の度数の表現は【+】プラスです。
プラスとはメガネで言えば中心が厚く周りが薄いレンズです。
近視のレンズと老眼鏡のレンズは反対なのです!!
近視のレンズ【-】の見え方は上記の左の様に見え、老眼鏡【+】のレンズは右の様に見えます。
近視の人は昔からメガネやコンタクトレンズで樽型の見え方に慣れてきており、メガネやコンタクトレンズを付けて見ても画像の様な感じ方はしません。それは昔からずっと使っていて慣れているからです。
【+】の見え方には逆に慣れておりません。
上記の前提を踏まえると近視の方はコンタクトを弱めに設定して近く及び近距離にターゲットをあわせます。
そして、お出かけ時や車を運転する時に見易くするメガネをかけるのです。
比較的自然な見え方を得るでしょう・・・・・みなさんにこのやり方で喜んで頂いております(^^)
【まとめ】
①コンタクト(遠く)+老眼鏡(近く) → 【-】 & 【+】
②コンタクト(近く)+補助用メガネ(遠く) → 【-】 & 【-】
近視の方が自然な状態は②なのです!!
しかし、ここで欠点があります・・・汗
老眼鏡は前述でも述べた様に100円均一ショップで販売しております。
しかしながら補助用メガネには既製品がありません。
当店で作成するとなると10000円以上になります。
更にはレンズの在庫があっても30分~1時間程度加工で待って頂く感じになり、購入する気にはなれないかもしれません。
そこで、お値打ちなフレームを集めて予め作って御用意致しました。
度数に関してはコンタクトレンズの補助という事でコンタクトの度数を3段階上げたレンズを組みました。
しかし顔幅には個人差があります。全サイズをご用意するのは難しいので標準サイズである瞳孔間距離62mmと64mmの2種類を御用意しました。価格もお求め安い5500円です。
コンタクトレンズ使用者にはとても便利なメガネなんです。
更にはこのメガネが便利なのは度数が変化してもコンタクトレンズにより対応しますのでこのメガネは視力が変化しても壊れるまで使えるのです。
是非、コンタクトレンズ利用者で手元が気になりだした方やパソコンが多くて疲れやすくなった方は試してみて下さい(^^)
道具は使い方一つで便利になります。
コンタクトレンズとメガネの組み合わせは最高に便利です。
もしくは・・・遠近両用のメガネにしてしまった方が楽です。